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輸入車の社用車、国産車よりも点検・管理にコツが必要な理由
社用車に輸入車を選んでいる会社は増えていますが、国産車と同じ感覚で管理しようとするとうまくいかないことがあります。
対応できる整備工場の数、部品の調達方法、点検のタイミングの考え方など、輸入車には国産車と異なる管理上のポイントがあるからです。
本記事では、輸入車を社用車として使う際に知っておくべき点検・管理の注意点をまとめます。
輸入車の整備で対応工場が限られる理由
輸入車、特にメルセデス・ベンツやBMWなどのヨーロッパ車は、電子制御システムの診断に専用のテスターが必要です。国産車向けの汎用テスターでは読み取れないエラーコードが多く、すべての整備工場で対応できるわけではありません。
近くの工場に持ち込んだら「対応できない」と断られた、という経験をしている法人担当者も少なくありません。普段から対応工場を確保しておくことが、輸入車の社用車管理における最初のポイントです。
部品の調達に時間がかかるケースがある
輸入車の純正部品は、国産車に比べて調達に時間がかかるケースがあります。
特に年式が古い車種や日本での流通台数が少ない車種は、部品が国内に在庫されていないことがあり、海外からの取り寄せになると数週間かかることもあります。
社用車が長期間使えない状態になると業務への影響が大きいため、部品の調達ルートを持っている整備店を選ぶことが重要です。整備パーツの調達ルートが広い店かどうかは、依頼先を選ぶ際の重要な判断基準になります。
点検周期の考え方が車種によって異なる
輸入車は車種によって推奨されるオイル交換の周期やフィルター交換のタイミングが国産車と異なります。
一般的に輸入車はオイルの交換周期が長めに設定されていますが、日本の使用環境(渋滞・短距離走行が多い等)ではメーカー推奨より早めに交換した方がよいケースもあります。
「国産車と同じ感覚で5,000kmごとにオイル交換すればいい」とは一概に言えないため、車種ごとの特性を把握している整備店に管理を任せることが安心につながります。
管理台帳に記録すべき輸入車特有の項目
社用車の管理台帳の作り方【中小企業向け・すぐ使えるテンプレート】で解説した基本項目に加えて、輸入車の場合は以下の項目も記録しておくことをおすすめします。
・対応整備工場の名前・連絡先
・使用エンジンオイルの規格(輸入車は規格指定が厳しいため)
・部品の調達先と過去の調達実績
・リコール情報の確認日
複数台の輸入車を運用する場合は整備先の一本化が特に重要
国産車であれば整備先がバラバラでも比較的対応できますが、輸入車の場合は対応工場が限られるため、複数台をバラバラの工場に出すと情報が分散して管理が複雑になります。
輸入車に詳しい整備店を一つ決め、すべての車両をまとめて任せることで、車両ごとの状態を一元的に把握してもらえる体制が作れます。複数台管理の考え方については複数台の社用車・営業車を一括管理する方法とコストの考え方でも解説しています。
まとめ
輸入車を社用車にする場合は、対応整備工場の確保、部品調達ルートの把握、車種ごとの点検周期の理解という3点が国産車と異なる管理上のポイントです。普段から輸入車の整備に慣れた専門店と関係を持っておくことが、いざというときの対応スピードと維持費の両方に影響します。

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